NHKスペシャル人体の今回のテーマは「脳」
創造性やひらめき、意識や心も生み出す、究極のネットワーク臓器“脳”。芥川賞作家でもある又吉直樹さんの脳を、最先端の技術で徹底スキャン。
又吉さんの能をスキャンしたところ、2万人にひとりの普通の人の大きさが3倍おおきい場所が見つかった。その部分は言葉を司る場所。山中先生曰く才能はここからきているのかもとのことです。
脳の神経細胞は1000億個
又吉さんが行き詰まると散歩をするそうです。
散歩している時に目に飛び込んできるものがひらめきを与えてくれるのだそうです。
タモリさんを見た時の能の状態
- 視覚野から入った状態:だいたいの様子をとらえる
- 側頭部顔領域⇒タモリさんと認識
- 前頭前野⇒見た時の感情
これだけの動作を0.2秒で処理をしている
- 神経細胞と神経細胞の間でメッセージ物質(電気を発生させて)の受け渡しが起きる
- その時間は10000分の1秒
- 神経細胞が激しく伝達すると印象に残る
メッセージ物質は数十個・神経細胞は1000億個。無限のバリエーションを生み出す。
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「ひらめき」の正体が明らかに!
ひらめきの極意は・・・何も考えずボーっとすること。
- 何も考えない時と、ひらめき脳は同じ電気信号が起きている
- デフォルトモードネットワーク⇒特に何もしていない脳の状態。7割くらいのエネルギーを消費する
- 記憶の断片を繋ぎ合わせひらめきを促す
- 芸人さんがネタを思いつくときは圧倒的に散歩と風呂の時(又吉調べ)
- 山中先生のIPS細胞のもとになるひらめき経験はお風呂
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記憶力を高める極意
- 海馬の中にある歯状回という細胞が記憶に関与している
- 歯状回に与えられた電気信号が新たな回路(細胞)を作る
- その情報を大脳皮質に移動し記憶として定着させる
- 歯状回を活発にすると記憶力がアップする
- 歯状回90歳を超えても新たな回路を生み出していることが研究結果でわかってきた。
歯状回を活発にするには?
- インスリンが歯状回を活発にする
- 筋肉から出されるメッセージ物質が活発にする
*インスリンを出している膵臓を元気にするために規則だたしい食事が大事
*運動をしっかりすることで筋肉から出るメッセージ物質がしっかり出るようになる
記憶力を高めるには、脳の“ある場所(歯状回)”で、新しい神経細胞が次々と生まれるメカニズムが鍵であることが分かってきた。
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認知症治療の新たな戦略
そして、脳独自のネットワークの解明から、認知症治療の新たな戦略も見えてきている。美しくも神秘的な脳の世界に迫る。
脳が自分を守るためのしくみが、認知症の薬が脳に届かないというジレンマ
脳の血管はすべての物質を通過できないように固くなっている。インスリンは脳の血管をする抜ける方法を研究し、アルツハイマー型認知症の薬が届くようにしようとしている
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