8回にわたって、タモリさんと山中伸弥さんが紐解く「人体」。
どちらもお好きな方なので楽しみな番組です。
最初のテーマは「腎臓」
腎臓といえば、おしっこを作っている臓器というイメージ
タモリさん曰く、1番最初に取り上げる臓器としては地味!なという最初の感想でしたが…。
おしっことして身体の外に出ていくのが1日に1リットルくらいですが、実は腎臓は、1日に180リットルも作っているんだそうです。
そして最近わかったこととして、なんと腎臓が私たちの寿命を決めているというのです。
腎臓は実は人体の司令塔!様々な指示を出しているのだそうです。
そんな地味だけでは終わらない、今注目の臓器の腎臓の驚異の世界を紐解いていきます。
目次
高地トレーニングで鍛えられるのは腎臓!
アスリートの方々が行う高地トレーニング。酸素を十分に取り入れられように「高地順応」し、持久力をアップさせます。
- 酸素が足りなくなると1番早く反応するのは意外なことに、腎臓なんだそうです。
- 「酸素が欲しいよー」というメッセージ物質のEPO(エリスロポエチン)を出して血液にのせます。
⇒EPO(エポ)は血液に乗って、骨にたどり着き、酸素を作る赤血球が増産される。
- EPOは誰でも普段にも少しづつでている。
- 臓器から臓器へメッセージ物質を運ぶのが血管⇒1番の密集地帯が腎臓!
- 腎臓では様々なメッセージ物質を出して、各臓器に指令を出している
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重症の高血圧を最新治療方法
- 重症の高血圧の最新治療方法は、腎臓の外科手術
- 腎臓から出されているメッセージ物質のレニン⇒血圧を上げよう!
- 高血圧患者の方はこのレニンが出過ぎている⇒手術でレニンの出方を調整することで、血圧を安定させる。
腎臓は血液を取り仕切る司令塔!
- 心臓から送り出される血液の4分の1を送る
- 塩分・カルシウム・カリウム・マグネシウムなどの血中濃度を監視&調整をしている
握りこぶし大の腎臓の、ミクロの世界へ・・・
- 糸球体は全長0.2ミリ腎臓に100万個ある。
- 太い血管がびっしり
- 腎臓は老廃物を含んだ血液をろ過して、尿と綺麗な血液を作る
- 糸球体で原尿を作る
- 尿細管内に生えている微絨毛が原尿から身体に必要な成分を血管内へ戻す
- 血管の成分調整は腎臓だけで行っているわけではなく、全身の臓器からのメッセージをキャッチして再吸収量を決める
- 原尿から尿として出ていくのが1%!99%は再吸収される
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腎臓が寿命を決める!長寿を決める物質とは?
- リンが少ない動物ほど長生きする
- リン⇒腎臓が調整する血液の成分
- リンが多すぎると老化を加速する!(動脈硬化・骨粗鬆症)
- 骨はリンの貯蔵庫。腎臓は骨からのメッセージを聞いて量を調整する
多臓器不全を腎臓のモニターで未然に防ぐ
- 急性腎障害⇒多臓器不全
- 一時的に薬をやめる⇒腎臓は薬からのダメージを受けやすいので一時的に薬をやめて回復を促す
- 腎臓をモニターすることで、多臓器不全を未然に防ぐ
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まとめ
- 臓器のメッセージを聞く臓器の腎臓!
この番組を見て、タモリさんも言っていたように、大事にしようと思いました。
誰に教わったわけではないのに、着実に精緻なしくみを動かす沢山の画像を見て、面白い番組にワクワクします♪
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東京書籍 2017-12-29
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