秋の夜長、やっと涼しくなってよく眠れる!と思ったら、ぷーんという高周波の蚊の音で眠れない!
なんてことになっていませんか?
「かゆい!」「うるさい!」。これからの時期、極めつきに煩わしい「蚊」を撃退するにはどうすればいいのでしょうか?
実は今、世界中で蚊の撲滅作戦が進んでいます。
その理由は、毎年100万人以上が、デング熱や日本脳炎など蚊を媒体した病気によって命を落としているから。
今回のガッテン!では蚊に刺されないためのワザの数々のご紹介でした。
目次
蚊の活動はこれからが本番!
- 蚊の活動がもっとも盛んになる気温は25~30℃(だから真夏は朝晩よく活動します)。
- 少し過ごしやすくなってくる9月~10月が、この時期が蚊が活動期。
- 蚊に対する対策が一番必要な時期が実は、この時期9月~10月
日本国内でも、蚊による感染症の危険
- 世界ではマラリアやデング熱・ジカ熱など、蚊が運ぶ様々な感染症で、毎年100万人が死亡しているといわれています。
- 日本でも近年デング熱やジカ熱の感染者が出て大きなニュースになりました
- 実はほかにも要注意の病気が「日本脳炎」。蚊が運ぶウイルスで感染し、発症すると死亡率が4割にもなる恐ろしい病気です。
- ペットからウィルスを受け取った蚊に刺されると、こうした感染症をうつされる可能性もある
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蚊に刺されやすい人のカギは「足の常在菌」!
- 京都の高校生の研究によると、蚊に刺されやすい人とそうでない人とでは常在菌の種類が大きく異なっていることをつきとめました。
- 蚊に刺されやすい人は足の『常在菌の種類が非常に多い(多様性が高い)』ことが分かったのです!
- 専門家によると、人間が鼻でかぎ分けられるいわゆる「匂い」とは別に、一部の常在菌が出す脂肪酸などの化学物質や、その割合が『蚊を興奮させ、血を吸う行動をひきおこす』のではないか、ということです。
【※常在菌=健康な人の皮膚に必ず存在する菌。それ自体はまったく体に害を与えるものではない。いわゆる腸内細菌のように、人によって菌の種類や数の割合が違う】
蚊に刺されないワザは「足裏を拭く」
- 蚊に刺されやすい理由が、足の菌にあるのなら、その菌をきれいに除菌してしまえば、蚊にさされにくくなるのではないか?
ということでアルコールをつけたティッシュで、足首から下をよく拭いてみたところ、蚊が多い裏山に5分間いたところ、何もしなかったときは81か所も刺されたのに、足を消毒した場合は、刺された数が3分の1に減ったのです。 - 効果が期待できるのは数時間。蚊がいる場所に出かける直前に足を消毒すれば、蚊に非常に刺されにくくなります。
※石鹸で足の指の間などを洗うだけでも効果はあります
※消毒の効果がどのくらい続くのかは、個人差があるそうです。
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自然番組スタッフ直伝!「ハッカ油」の効果
世界中の秘境で過酷な撮影を行うNHKの自然番組班では、長年蚊に悩まされ続けたスタッフの間である裏ワザが伝わっていました。それが足や手、首筋に「ハッカ油」をつける、というもの。ハッカ油の独特の香りが、蚊をよせつけなくする効果があるのです。
ハッカ油は打ち身やねんざの薬として、どこの薬局でも売られています。
直に塗るのではなく、薄めてスプレーするのが効果的です。
(例:精製水90ml、消毒用アルコール10ml、ハッカ油20~30滴)
※揮発しやすく、効果が続く時間が短いので、スプレーを持ち歩いてこまめに使うことをオススメします。
蚊よけ効果を期待するならレモングラス精油もおすすめのようです。レモングラス精油を使えば、蚊よけ&水虫対策にも
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市販の蚊よけ剤を賢く使おう!
いわゆる「虫よけ」として市販されているものは、大きく3種類に分けられます。
1.「いやがる香り」・・・「ハッカ油」などをはじめ、「シトロネラ」「ユーカリ」「レモングラス」などのハーブや、「ヒノキ油」など。蚊が強い香りを嫌がって近寄らなくなる。薬品ではないので、比較的体に優しい一方、効果の持続時間が短めなので、こまめに使うとよい。
2.「殺虫」・・・蚊取り線香に代表されるような、虫を直接殺す作用がある薬剤。直接衣服にかけるタイプ、軒先につるすタイプ、衣服自体に成分を練りこんであるタイプなど様々ある。成分としては「ピレスロイド」「トランスフルトリン」など。殺虫剤なので皮膚に直接かけることは避ける。
3.「目隠し」・・・一番数多く売られているタイプ。成分は「ディート」や「イカリジン」など。皮膚に塗ることで蚊のセンサーを騙し、塗った部分をヒトだと分からないようにしてしまう効果がある。ただ、効き目のある範囲が極めてせまく、塗り残しがあるとその場所を狙って刺されてしまう。手で塗り伸ばすなどの工夫が必要。持続時間が4~6時間と長く、きちんと使えば効果が非常に高い。
※「虫よけ」は必ず使用上の注意をよく読んで使いましょう。
※特に「殺虫」タイプを体にかけてしまうケースが増えています。殺虫成分の「ピレスロイド」「トランスフルトリン」などの表示がある商品は、絶対に皮膚にかけないように注意しましょう!
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