今日の健康カプセルゲンキの時間のテーマは「片づけられない!」
片づけと健康って一見関係ないようにも見えますが、部屋に物があふれて散らかっていると、部屋中に溜まったホコリやカビなどから、感染症や呼吸器系の病気など大きな問題を引き起こす可能性があります。
また片づけられないと言っても、そこに潜む原因は様々です。
セルフネグレクトやADHDと、あまり耳にしないような病気が原因のことも。
片づけられない!の秘密を解明していきます。
目次
片づけられない基礎チェック(認知症の場合)
- どこから片づけていいかわからない
- 散らかっていても気にならない
- 片づける意欲がわかない
正解は2!⇒認知症の人は散らかっていることが理解できない
散らかっている人の家の特徴
- 見た目より効率優先でモノをどこにでも置く
- とにかく色々なモノを集めるのが好き
- 面倒なことは後でまとめて行おうと思い、とりあえず置き、そのままにする
散らかっている部屋の健康への影響
・高い湿度はダニやカビの温床に⇒大人になってダニやカビが原因となって高齢者が発症しやすいアレルギーもあるので、注意が必要!
大人になってから発症するアレルギー源のチャタテムシとは?
「チャタテムシ」は本に生えるようなカビが大好き。
非常に小さいためそのフンは肺の気道の奥まですぐに入り込み、アレルギーの原因となります。
チャタテムシは小さいので直接掃除機で吸うのはNG!吸っても掃除機の通気口から脱出します。もしも本のあたりでうごめく小さな虫を見つけたら、コロコロなどの粘着テープでとってしまうのが効果的!
その後はエタノール等のアルコールをつけた布で拭いておくことで、アレルギー源となるフンの除去もできます。
大掃除は秋にすべし
どんな家でも6月~8月の時期にダニ&ハウスダストが増えるので、湿度や気温が落ち着く秋に大掃除がおすすめです。
その際には窓を全開にして風通しを良くして行うのが大切なポイントです。
気持ちを外に向けるべし!
年を取ると片づけが面倒になり、家に引きこもる傾向に。
外に出ると、自主的に理解できるようになる
まず玄関を綺麗に!⇒人を呼べるくらいに片づける
セルフネグレクトとは?
セルフネグレクトとは、一般的に人が生活する上で必要な行為(食べる、入浴、病院の受診など)をしない、あるいはできないことによって生命や健康の安全が損なわれる状態に陥ること。
セルフネグレクトを直訳すると「自分自身を放棄する・無視する」となります。簡単に言うと自分への関心がなくなるということで、日常生活に支障がでてきます。
「どうせ私なんかいなくなればいい、いなくなっても誰もきにしない」という思いが強くなり。人間関係は希薄(きはく)になり、何に関しても投げやりになってしまう傾向になります。
日常生活に支障が出るほど自分を大切にできない場合は、セルフネグレクトを疑ってみるのがいいのかもしれません。
ある調査によるとセルフネグレクトに陥った人のおよそ6~7割がゴミが散らかったままの部屋で生活しており、最近よく耳にする「孤独死」や「ゴミ屋敷」のおよそ8割がセルフネグレクトと言われています。
セルフネグレクト予備軍チェック
(1)昔のカレンダーが貼りっぱなし。
(2)いつか捨てようと思ってゴミをためている。
(3)賞味期限が切れてかなり経ったものがある。
(4)何かトラブルがあっても周囲に相談せず、自分で解決しようとする。
セルフネグレクトのきっかけ
- 転勤や引っ越し
- 転職
- リストラ
- 多忙
- 人間関係のトラブルや病気
- ケガ
- 配偶者を含めた親しい人の逝去
- 災害
など、誰にでも起こり得ることがきっかけになることがあるので、セルフネグレクトは決して他人事ではありません
セルフネグレクトの対処方法
・自分を必要以上に責めずに優しくしてあげる
・食べたいものを自炊してみる
・自分でできないことは、人に助けを求める
もしも身近な人がセルフネグレクトの傾向を示した時の対処方法
- 話をよく聞く
- 生活のはりを与える工夫を一緒に考える
- 結果を急がず、ゆっくり変化を見守る
- 自治体の支援にも精通しておく
部屋は心の鏡!
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ADHD(注意欠如多動性障害)とは?
ADHD(Attention-Deficit/Hyperactivity Disorder = AD/HD)は、別名を注意欠陥多動性障害ともいう
1.不注意(集中力がない・気が散りやすい)
2.多動性(じっとしていられない・落ち着きがない)
3.衝動性 (順番を待てない・考える前に実行してしまう)
の3つの要素がみられる障害のことです。
脳の働きに偏りがある状態と言われている。
ADHDの原因は?
- 遺伝性
- 環境によるもの
などと言われているが、実際の原因ははっきりとわかっていない。
ADHDの治療方法は?
・症状緩和の薬はあるが、ADHDは泳げない子と同じ。薬は浮き輪のようなもの
薬は、あくまでも補助的なもの
・日々の生活の中で、ADHAを個性と受け止め、修正していく。
または周りが受け入れ態勢を整えるのが重要
ADHAは、広い意味では病気だが、個性のひとつ
ADHDの方の長所
- 感受性が高い
- 好きなことへの集中度が高い!
なかなか治らない症状なら、長所を伸ばしていくことを考えるのがいいですね。
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