今回のテーマは「シニアの食事」。
目次
65歳以上のおよそ6人に1人が「栄養失調」の恐れがある
国の調査によると、なんと!65歳以上のおよそ6人に1人が「栄養失調」の恐れがあることがわかってきました。
しかも、やせている人だけでなく、太っている人も要注意。
栄養失調になると、要介護になるリスクや死亡のリスクが2.3倍になるというデータもあります。
栄養失調を防ぎ健康で長生きするための、ポイントになるのが「総コレステロール値」
コレステロールが高いと生活習慣病になりやすいというイメージがあって、薬などで抑えてしまっている人も多いはず。
でも実はそのコレステロールが少なすぎて栄養失調になっているシニアが増えているとは皮肉なものですね。
コレステロールとは?
体内にある脂質の一種。
体内のコレステロールの約70%から80%は体内で合成されます。残りの20%から30%は食品から吸収されます。
コレステロールの役割
- 細胞膜の原料
- 取り込まれた栄養素を体内で利用する時に助ける副腎皮質ホルモンの原料
- 男性ホルモン・女性ホルモンなどの性ホルモンの原料
- 脂肪やタンパク質を消化・吸収するために必要な消化液 胆汁酸を構成する成分
実に沢山の役割を果たしています。
総コレステロールの基準値は?
一般的に総コレステロールの基準値はおよそ120~220mg/dLとされています。
これを超えると、動脈硬化などの生活習慣病になりやすくなると言われているので、健康診断などではとても注目されやすい項目です。
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65歳を超えたら、コレステロールが高めのほう良い理由
最新の研究で、65歳を超えたら、コレステロールが高めのほうが長生きすることがわかってきました。
コレステロールは、上記に記載したように体の細胞膜に欠かせない重要な役割などをしているにもかかわらず、年を取れば取るほど壊れやすくなります。
健康長寿について長年研究を進めてきた新開省二さんによると、「年齢に応じて、コレステロールの基準値を見直したほうがいい」とのことです。
65歳以上の方の総コレステロール値の理想値は?
- 男性180~260mg/dL
女性200~260mg/dL卵だと、毎日1個を目安に食べることで、栄養失調予防になるそうです。
美味しく食べて、元気でいたいものです。
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まとめ
コレステロールだけでなく、血圧についても、年齢関係無しの基準値に疑問を持つ人も増えています。
基準も年々値が下がってる項目もあります。
高齢化社会の今、それぞれの基準を年代別で決めるなどの対応が必要になってきているのかもしれません。
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