1年のうち食中毒が増える時期は7月~9月。特に7月は梅雨時ということもあり、湿気むんむん。
湿気は菌が大好きな環境なので、食中毒リスクが高まります。
特に注意が必要なのが、みんなが大好きな「カレー」
2日目のカレーが美味い!と常温で一晩放置は、実はとっても危険なことなのです。
原因菌のその名は「ウェルシュ菌」
普段どこにでもいる菌です。勿論私たちの身体の中にも。
大繁殖しなければ害になることはほとんどないです。
ウェルシュ菌の特徴
熱に強い
100度の温度で6時間加熱しても菌の芽(ほう芽)は死滅しない
15度で繁殖開始して1番好きな温度が40度台
*一晩放置でだんだん鍋の中の温度が下がってきて菌が大好きな環境へ・・・うー考えるだけで恐ろしいですね。
空気が嫌い
*なるたけ空気に触れたくない。カレーのとろみが空気を遮断してくれるので、これまた菌にとって絶好に居心地の良い環境です。
増殖しても見た目に変化なし
大繁殖しても、見た目・匂い・味に変化無しというところがちょっと怖いですね。
潜伏期間は?
12時間くらい
これを知っていると食中毒の犯人捜しに役立ちます。
症状は?
下痢・腹痛
吐き気や嘔吐を訴える人は比較的少なく、発熱もしないことが多いです。
治療方法は?
下痢による脱水症状にならないように、水分の補給。
全部出し切れば治ります。翌日にはだいたいおさまります
ただし・・重症化を絶対しないとは言い切れないし、違う菌が原因かもしれないので、あまりに症状がひどい場合は
お医者さんに行きましょう。
特に免疫力が弱ってる方・ご高齢の方・小さいお子さんは特に、脱水症状も起こしやすいので注意が必要です。
まとめ
いろいろ怖いお話しを書きましたが、「2日目のカレー」を全否定しているわけではありません^^;;
7月は、残ったら、放置せずに、冷蔵庫で保存するクセをつければ大丈夫。
食中毒は同じものを食べたのに、症状が出る人。出ない人もいることがよくあります。
なので菌に負けない身体づくりもとっても大切ですね。
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